チューブレス装着法

色々散発的に投稿してたけど、ページで分離。
(特に、コンプレッサーを使わず、フロアポンプで空気を入れる場合)
ロード用。マウンテンとかは知らん(基本同じだと思う)。

まず、そもそもな3つの話から。

A. タイヤとリムが密着していないと、いくら空気を入れても無駄

B. ベクトル解析のdivを考えれば、

入る空気量 >> 出る空気量
(入る量が出る量より十分多い)

が常に成立するなら、空気圧でビードを外側に押し付けて入る、
こともあります。(密着度は怪しい箇所有り)

ということで、空気を入れるのに限れば、嵌め辛いタイヤ程、
楽だったりします。
(タイヤの内径が小さいためリムに密着し易い)
勿論、例外もありますが^^;

C. 構造上、タイヤとリムの密着度が重要なので、真ん中に溝があるタイプの
チューブレス対応リムでないと、タイヤの装着はかなり大変。
溝にタイヤを落とすと、一時的にリムの内径が小さくなるので、
ビードに余裕が出来て何とか素手で嵌められる構造、なのです。
そのくせ、タイヤレバー使用は非推奨という地獄。
そんなわけで、CORIMAのAero+は初心者にはおすすめしません。
スポークホールの無いノッペラタイプのカーボンリムなので。

これらを踏まえた上で、具体的手順は以下。

0. 専用バルブをリムに組み付ける
no tubesを使ってクリンチャーをチューブレスにする場合は、
イエローテープを張る。ロードは2周巻くこと推奨だそうな。
別に1周巻きでも大丈夫だけど、メーカー推奨なので。
バルブ部分はドライバーなどで穴を開ける。
バルブをリムの内周側から固定するネジは緩めにしておく。
(理由は後で)
後工程の空気を入れる段で、バルブ周辺からどうしても空気漏れがする場合は、
自己癒着テープをバルブに巻きつけて、リムとの穴径が埋まるように
すると、対応できる場合もある。

1. タイヤを素手でリムに嵌める
素手といっても、軍手等、滑らない状態にする必要有り。
ほぼ必須。素手だと汗とか油脂で滑る。
要領はクリンチャーの装着と同じ。
ただし、チューブレスタイヤの構造上、タイヤビードがゴッツイので、
難易度は格段にこちらの方が高い。新品のタイヤだとさらに辛い。
中には、タイヤとリム相性がシビアで、片側のビードを嵌めるのにも
苦労することもある
(自分はDTのリムがコレに該当。クリンチャーでもキツイし)ので、
どうしてもできない場合は、IRCから出ているチューブレス専用
タイヤレバーを使用するか、お店に持ち込む。
無造作に作業すると、タイヤ内部の空気保持のシール部分が
傷ついたり、ビードに傷がついたりで、チューブレスとして使えなくなる
ので、引き際も肝心。

そういうわけで、最初に書いた通り、チューブレス専用のリム(2way-fitとか)は、
中央に溝が切ってあって、タイヤを嵌め易く、また、空気も入れ易くなっている
ので、チューブレスを使う場合は、2way-fitのような専用リムを使うのが王道。
正直、no-tubesでのチューブレス化はあまりすすめません。
走行の安全性云々に関しては、クリンチャーと対して変わりません。
主観だけど。

さて、どうにかこうにかで、タイヤを嵌めたら、一度バルブの取り付けネジを
緩め、タイヤの中に押し込んで引っ張って、再度、ネジを締めなおす。
これ、
バルブ部分とタイヤのビード部分をきちんと接触させる
のが目的。
バルブがリムに沈み込む構造のCORIMAのチューブレスリムでは
この作業は当然、不要、というか出来ない。

2. タイヤとリムの接触部に満遍なく石鹸水を塗布する
台所用中性洗剤を水で希釈するのが楽。やや濃い目?が良い。
(泡が割れにくい程度)
空気を入れたときに、ビードが滑りやすくなるようにするのと、
泡で空気漏れ箇所を確認したりするのが目的。
ピンホールでスローパンク(一日で2気圧以上減る場合は、
大抵どこかに穴がある)する箇所も分かります。
ここをおろそかにすると、ビードは絶望的に上がらない。

3. ホイールをドアノブ引っ掛けるなどして、空気を入れる
引っ掛けるのは、タイヤに余計な圧力をかけて変形させないため。
ビードがちょっとずれたりしていると、全然空気は入らない。
正直、2way-fitリムではこれやらなくても、普通に入るけどね^^;
フロアポンプは休まずにポンピング。初めてやる場合、
これまでの人生で最も速いポンピングになるかと。とにかくきつい。
空気が入らないときは、スコースコーって空気抜けてばっかりな、
いかにもな感じの音がする。
空気が入る、或いは入りそうなときは、空気の抜ける量が徐々に減って
いく音の変化を感じ取れる(これにも石鹸水が役立っている)し、
フロアポンプのほうにも手ごたえを感じるようになる。
この辺りの感触は慣れると快感だけど、入らないときは、
絶望に打ちひしがれることになる。

リムとタイヤが密着していれば、チューブ式とそう変わらない
手応えで空気が入る。
フロアポンプは大容量のエアーを送り出せる、切替式のものが良い・・・
はずなのだが、そういうポンプに限って、ボディが長過ぎて
連続ポンピングしにくかったりするので、考え物。
色々アイデア商品もあるので、検討する価値はあるとは思うけど。

・どうしても空気が入らない場合
a. タイヤとリムの間に何か挟む。使い古しのチューブとか。
これで空気が入ったら1気圧かちょっと上くらいの空気圧を保持して、
チューブはおもむろに引っ張って取り除く。
空気が抜けなければOK。

b. タイダウンベルトをタイヤ全周に巻きつけて締め付けてることで、
ビードが外側に張り出して、上手くいくことがある。
但し、ベルトをタイヤに巻きつける作業が非常にイライラするので、
カルシウムが足りない時にはおすすめしません。

c. 主に、新品未装着のタイヤは、ビードが上がり易いようにクセをつける。
一度、クリンチャーとして中にチューブを入れてタイヤの指定空気圧
上限内まで空気を入れて、しばらく放置する。
その後、装着手順を最初からやり直し。
ただ、装着し辛いチューブレスに、チューブを入れなくてはならない
ので、装着難易度激増。
他にもっと良いクセのつけかたがあるなら、それを実施する。

d. 大抵、チューブレス用バルブはコアが外れるタイプだと思われるので、
バルブコアを外して空気を入れてみる。
これでビードが上がれば、そのまま8barくらいまで入れていき、
空気入れを外す時に、空気が抜けきる(ビードが落ちてしまう)前に
素早くバルブ部分を指で押さえる。
そして、バルブコアをこれまた素早く取り付ける。
要は、エア流量が多い状態でポンピングして一度ビードを上げて、
その状態でバルブコアを取り付けて正式に空気を入れる、
ということで、これはコアを取り付ける作業時間が勝負です^^;

それでも駄目なら、諦めてしばらく熟成(?)させます。
入らないときはいくらやっても無理!
(チューブレス専用でないリムの場合は特に)

4. リムかタイヤの指定最大限の空気圧で放置して様子を見る
ちゃんとセットできていれば、空気圧はほとんど下がらない。
数ヶ月放置しても大丈夫。
逆に、1日でかなり減る場合は、組みつけが不十分。
あるいは、タイヤが不良品。
リムが駄目な場合は・ ・ ・ どうしようもないね。
空気が漏れる箇所は、ほぼ決まってて、
・タイヤとリムのかみ合わせが不十分な箇所
・バルブの根元
・パンク修理したタイヤなら、パンク修理箇所
の3点。石鹸水を塗布すると、ブクブク泡が出来るので、すぐ分かる。

24hour、入れたときとほぼ同じ空気圧を保持できていれば完了。
そうで無い場合は、ちゃんと空気が保持できるまで取り付けをやり直し。
(駄目な場合は数分-数時間で空気抜けが顕著に出る)

手順をきちんと踏んでも駄目な場合もある。
結局、根気が大事。

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